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許達夫医師

許達夫医師自然医学センター責任者
許達夫(キョ ダフ)医師

【経歴】
1949年、台湾台南生まれ。
1974年、台北医学院大学卒業、台湾林口長庚医院外科、台南奇美医院脳神経外科医長
台湾台中中山医学院付属孫中山医学センター脳神経治療研究センター(NCRC)主任、clinical fellow Henry Ford Hospital and Pittsburgh Univ.を経て、
1988年から中華民国外科医学会医療品質委員会委員を歴任
2003年から台中林新医院脳神経外科医長に就任。
2006年から許達夫医師自然医学センター責任者に就任。

許達夫医師自然医学センター責任者
許達夫(キョ ダフ)医師
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20年間の外科医経験から、一万件以上の脳外科手術を経験してきた脳神経外科医が、ある日直腸癌ステージVと宣告を受けました。不安と恐怖の隣り合わせの中、癌と共存するしか生きる道がないと悟ることができ、自分なりのオリジナルな自然療法で延命ができました。 そのがん体験を生かし、多くのがん患者さんを助けたい、共にがんに対する死亡への恐怖から不安を取り除かせたいと思い、患者さんと接しています。
そうした気持ちから、「神様ありがとう、私ががんになり! 許達夫医師と共に歩む がんと共存する道」というタイトルの書籍を出版することになり、周囲を驚かせました。 その異色で斬新的な治療の考えを持つ許達夫医師に、ご自身のがん体験と今後のがん治療のあり方についてお話を伺って参りました。

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大屋 台湾の数少ない著名な脳神経外科医として忙しい診療の傍らで、年間100回以上の講演会をこなし多忙な日々を送っていらっしゃる先生ですが、ご自身が医師でありながらがんを患ったその背景などを教えて頂けますでしょうか。
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許先生

そうですね、まず、私自身の育つ環境と、生活背景からお話をしたいと思います。

私は1歳半の時、医師をしていた父親が亡くなったため母親は産婦人科医をしながら女手一人で5人の子供を育てました。

こんな環境のなか、私も医師の道を選び、しかも当時人気のない脳神経外科を専攻しました。 在学中の教授や先生たちの啓蒙によって、台湾政府が始めて認可する6年間の専門特技をもつ特定「脳神経外科医」となりました。その後、様々な脳外科手術を担当し、病院の医局長などもつとめました。

ご存じの通り、脳はその他の臓器と違って、脳細胞が死んでしまうと再生できない分野であり、脳神経手術は脳内無数の神経を傷つけないよう、細心の注意を払いながら手術を行わなければなりません。

そのため長時間を要する手術があり、術後の患者さんの様態もこまめな確認が必要です。こうした現状のなか、食事もままらない状況のなかで院内で泊まったり、実に20年間脳神経外科医の日々が緊張と疲労の繰り返しの日々でした。

 許達夫医師と健康養生塾大屋玲子代表
width=210 講演会で語る許達夫医師
 

そのため、身体を酷使したうえ、野菜嫌いの偏食などから2002年8月に血便と疲れが取れないなどの症状が出始めました。最初は気にせずにいましたが、5ヶ月経ってもいっこうに症状の緩和が現れないので、検査を受ける事にしました。

そこで、2003年1月17日の夜に、台湾台南市立医院で検査を受けたところ、担当医から「直腸がん」と宣告されました。腫瘍の大きさが5cmだったと聞き、一瞬倒れそうになり、今でも私にとっては生涯忘れられない出来事でした。

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大屋 医師でありながら、ご自分が当時不治な病といわれるがん病になり、そのお気持ちは想像を絶する事とお察し致します。その後の治療は大変だったのではないでしょうか?
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許先生

私だけではなく、がんと宣告された方々の一番不安なことは「死亡」への恐怖ではないかと思います。

その恐怖感を取り除くため、私自身が医師でもあり、複数のがん専門医にアドバイスや治療法を伺う事ができました。初めは放射線治療と放射線治療の五日間前後に抗がん剤治療も併せて受けました。

入院治療中に、顔、腕の静脈や指などが、放射線と抗がん剤治療による副作用で黒ずんでいたなか、これらの治療は毒薬だと気付きはじめました。さらに主治医から手術を受けるようにと勧められ、そこで西洋医学以外の治療法のいわゆる漢方や、ハーブなど様々な可能性のある治療法を探りました。また、友人や、先輩の医師からも多くの治療法や、新薬の臨床実験報告なども数多く送られてきて、親戚や姉も医師であるため、手術を受けるように勧められました。

私は、自分にとってベストな治療は何かを入院中ずっと考えていました。その時、主治医から言われた治療が、『まず1回目の手術で、直腸の下部と肛門を残し、大腸の上部を皮膚と繋ぎ、人口肛門を作り、その後の抗がん剤治療で回復具合をみて、排便をスムーズにはかるため、2度目の手術で上部の直腸と下部と肛門に繋ぐ手術をし、その後抗がん剤を続ける』と言われました。これらの治療過程は1年位で続きますとも言われ、ぞっとしました。

放射線や抗がん剤治療による副作用がひどく、緩和を目的に気功を始めたところ、気持ちが落ち着き、副作用の症状も緩和されました。そこで私は、外科医でありながらがん患者になったことは、神様から与えられた試練と思い、私ががんから延命ができたら、一人でも多くのがん患者さんを助けられるのではと思い、手術を拒否して自然療法による治療の道を選択しました。

 自らの体験を語る許先生

 患者様の質問に応える許先生

気功を教える許先生

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大屋

西洋医学を知りつくしている先生が、医師一家の家族や病院の先輩医師のご助言を振り切って断固に手術を拒否して病院から脱走した時のご心境と、どんな自然療法を実践してきたかを教えて頂けますでしょうか。

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許先生

前にも話したように、私の親、兄弟、親戚が皆医者であるため、西洋医学による治療を放棄し病院から脱出した事は親族からの猛反発がありました。「外科の専門医が外科手術を拒否するとは、どういうことだ!」「西洋医学の治療をやめ、1年目はしのげるかもしれないが、その後再発が目に見えてくるし、5年生存率は不可能だ」などと言わる羽目になりました。

しかし私は、気功、食事療法や漢方(天仙液)療法といった身体にやさしい自然療法を取入れる事に強い信念をもって、周囲の反対を無視する形となりましたね。

 東京で行われた講演会で講演する許先生 

 

病院での治療はあくまでも対症療法のいわゆる頭痛があったら頭だけをみる、腹痛といったら腹部周辺しかみないといった病気だけを診て病人は診ない医療行為です。その上多くの医師が、病気の場合はその臓器の一部だけの故障でありその部位しか診ません。

しかし人間は「身体、心、いのち」から構成されている生き物なのです。身体の不具合があった場合その三つを一体で診ない限り、治癒への道はたどり着きません。病気の治療効果を高める、患者さんの本来持つ治癒力を向上させるには人間丸ごと診る医療が本来の医療の姿であろうと考えます。

この考えは、昨年東京で、「今後のがん治療」という講演会で帯津三敬病院の帯津良一院長先生とご一緒の時、帯津先生のお考えと一致し、自分の選択が正しいと一層確信しました。

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大屋 本日の許先生のお元気な姿を拝見して、健常者以上のパワーをもち、元気はつらつという感じですが、その元気になるコツは一体なんでしょうか。教えてください。
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許先生

がん治療にとって一番の良い治療法は笑うことです。気持が沈んでいては、ガン治療に立ち向かうことは出来ません。日常から声に出して、あいさつをし、楽しく過ごすことが大切です。

ガン細胞は元々、害のない正常な細胞でもあり誰もががん細胞を持っています。

しかし、私は仕事が忙しく、睡眠も十分取らず、肉食中心で食事も不規則でした。こうした乱れた生活環境が、ガン細胞を活発化させ、増殖させてしまいます。私は、ガンになり、生活を改め、免疫力を向上させてきました。手術をして、腫瘍を切除したからといって治療が終わりではありません。その後の養生が大切となります。免疫力を高めることは、誰にでもある正常な細胞がガン細胞から体を守ってくれます。

私はガンを患って以降、気功を始め、また食生活においても、ベジタリアンとして、肉を極力避けてきました。しかし、医師からは「栄養を取らないと十分な治療に耐えられない」と言われ続けられました。しかし、今の私を見て不健康に見えますか? 多くの肉食は、汚染された環境の中で育ち、それを私達は食べています。それはガン細胞を増殖させるだけです。

また、私は治療を行う中で、免疫力を高めることの必要性を感じていました。その時に、王振国医師と巡り合い、抗ガン漢方薬「天仙液」を知りました。今の私にとってガンを治療する一番有効な漢方と巡り会えたと思っています。

今では、中国だけでなく、世界中の医師たちが天仙液の成分を調べ効果を実証しています。また、多くの患者さんに天仙液が服用されているようです。私も手術もせずに、天仙液を服用して以降、今日までの約5年間、病気一つせず、健康に暮らしています。

がん治療について説明をする許先生

  モニターで説明をする許先生
  許先生と患者様との質疑応対
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大屋 先生の今後の目標について、お話を頂けますでしょうか。
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許先生

がんを患った患者さんにとって、最も気をつけなくてはならないことはがんの再発です。再発とは、再度危機に立たされる事と言えるでしょう。それは、患者さんが再発によって生きる意気込がなくなり、一生再起ができないではないかどん底に陥いってしまします。また、再発後の治療は身体を傷つけるだけではなく、効果も現れにくいという事実があるからです。

再発と宣告された時点で、多くの医師はすぐ手術、もしくは抗がん剤治療を患者さんに投与する治療を選択しますが、実際は、手術による腫瘍の切除や、身体に毒と言われる強い抗がん剤の投与は、効果がでにくく一時的な延命処置であることを把握しているはずです。しかし、患者さんの気持ちなどを配慮しなければいけない視点で、明言しない医師が現に少なくないです。

私は皆さんのがん治療に迷った時の正しい治療の選択へ導く灯台になりたいのです。     
病気になると、誰でもいい医者にかかりたい、効き目のある良薬を飲みたいのが願いです。しかしその前に、よい患者になる事は忘れかけています。よい治療効果を求めるなら、下記五つの「賢い患者になる習慣」を知って頂きたいのです。

(1) 自分の身体を大事にする
(2) 早期発見、早期治療
(3) 病状の自己判断しない、風説を信じない
(4) より多くの情報を取入れ、正しい医療関連知識を身につける
(5) セカンドオピニオンを活用

これらの習慣を常に身に付けて、良い医者と巡り合えた次点で病状の確認や治療選択のご相談などができ、よりベストな治療が求められると信じております。

がん治療は長い道のりです。私は、西洋医薬によるがん治療を真正面から反対するという事ではなく、むしろ西洋医学による検査や治療方法の確認をより綿密に受けてきてほしいと患者さんに勧めております。過剰な治療を避け、身体にダメージを与えない治療方法の選択肢をもっと広げてほしいと皆さんに伝いたいです。

がんは治る時代になってきていますので、がんと宣告されてもあきらめないで、よい医者とめぐり会う事を祈り、自分自身の今までの生活を見直し、いい患者になる習慣を身に付け、がんに勝つ事が私の願いであり、このような治療の考えをより多くの方々にお伝えできればと思っております。

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