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7月26日
読売新聞 医療ルネサンス記事より


健康プラス 間違った食事効果相殺

運動でエネルギーを消費したら、いつもよりたくさん食べでも大丈夫ですか?

「気持ちはわかるけれど、そうはいきません」。
お茶の水女子大準教授、曾根博仁さん(生活習慣病医学)はクギを刺す。
例えば、体重60キロの人が、30分間のウオーキングで消費するエネルギーは、100キロ・カロリー程度です。
100キロ・カロリーの食品といえば、ご飯なら茶わん半分、食パンなら6枚切りの3分の2枚ほどです。
運動だけでエネルギーを消費するのは実に難しいのです。(図参照)

運動直後に1、2キロ体重が減っても、それは汗が出て脱水状態になっただけです。
「やせた」と早合点し、その分食べて内臓脂肪が増えれば、血糖値を下げるインスリンの働きを
抑える別のホルモンが出ます。これでは、せっかくの運動効果が相殺されてしまいます。

昨夏、糖尿病予備軍と指摘された茨城県の会社員の中島裕一さん(51)は、
週4日ほど昼休みに 20分と、夜に1時間のウオーキングを始めました。
最初は「運動すれば、いいだろう」と、脂っこい食事や間食も多いままで、
1か月後の検査では、ほとんど効果がありませんでした。
当時は身長170センチ、体重84キロの肥満体型で、食後2時間の血糖値は176でした。

その後、運動続けながら間食をやめ、ご飯を茶わん半分程度に抑え、毎日の体重を記録しました。
その結果、今春には体重が67キロまで落ち、食後2時間の血糖値は128まで下がり、
予備軍を脱しました。

曾根さんは「運動と食事は、糖尿病予防、改善の2本柱で、どちらも欠かせない」と話しました。
すでに薬で血糖値を下げている患者は、空腹時などに運動すると、逆に低血糖値になる恐れがあります。
「治療中の人が運動をする際は、医師に相談してください」と注意を促します。

体重60キロの人が30分行った場合の消費エネルギー(単位はキロ・カロリー)
ウオーキング : 100
ゆっくりとしたジョキング : 190
水泳 :
200
水泳、エアロビクスダンス : 250

いろいろな食べ物の熱量(単位はキロ・カロリー)
バナナ : 80
缶ビール (350cc) : 150
ドーナツ :
240
クリームあんみつ : 360
ラーメン :
540
カツ丼 : 950